最近は地震が相次いで起きていることもあり、
南海トラフ大地震が起きるのでは?と世間は敏感になっています。
常に追いかけられる命題ですが
「地震は予測できるのか?」ということで
調べてみました。
僕自身も阪神大震災を経験しておりますので
地震予知ができるというならばかなり魅力的な話ですよね。
地震が起きる前に予知することで
安全対策ができるかもしれません。
「虹の観測から地震を予知する」というものです。
どんな虹が地震の予兆となるのか?

引用:Naverまとめ
「異常な虹が出たら地震の前触れ」というものですが
じゃあ、どんな虹が正常なのかということですよね。
正常な虹って?

引用:Naverまとめ
虹のメカニズムは雲や空気中の水分が
プリズムの役割を果たして太陽の光を
7色に見せるという現象。
雲や日差しの角度、水分量が一定の条件を満たした時に
7色に輝くわけです。
特に雨上がりの太陽が出ているときに現れていますね。
青空に虹が映し出される光景が
一般的には思い浮かぶのではないでしょうか?
では異常な虹というのはどんな虹なのでしょうか?
地震の前触れ!?異常な虹とは?
どの虹が正常でどれが異常な虹なのかわかるのでしょうか?
先ほどの青空に映し出される半円上のものが正常な虹ならば…
ここで地震の前に観測された虹をここで見ていきましょう。
2008.5.12 四川大地震の30分前に観測された虹

引用:災害情報
2016.4.14 熊本地震の前に観測された虹

引用:YouTube
どちらも青空ではなく、
雲に虹の一部があるような感じですよね。
これらが現れると地震のサインということでしょうか?
白い虹は地震の前兆!?

引用:Naverまとめ
虹には、虹の切れ端だけでなく、
白い虹が観測されることがあるようです。
白い虹と地震の関連性はあるのでしょうか?
白い虹の観測と地震
5月29日:北海道 七飯町で観測された虹
2日後の31日に千鳥列島北西沖(シムシル島東北沖)でM6.1の地震
6月4日に十勝沖でM4.1の地震
6月17日に神奈川で白虹が観測され
3日後の6月20日には千葉県北西部でM4.6
と、白い虹の観測後にも地震が起きているようです。
都市伝説・「椋平虹」の謎に迫る!

引用:Yahoo!ブログ
地震を予知した?大正の地震研究家・椋平広吉とは?
大正・昭和時代の地震研究家で
椋平広吉(むくひらひろきち)という人がいたそうです。
小学校4年時に濃尾地震の記事を見て
「地震予知はできないのだろうか?」と感心をもち
大正8年に宮津地方で「火の粉」と呼ばれる虹を
観測し、名古屋地方にその後地震が起きたそうです。
以後も同じような現象が観測されているので
大地震の予兆はわかると確信し、
その後の地震を予知した人だったそう…本当でしょうか?
椋平広吉氏が予知した地震?的中率は脅威の86%!
椋平広吉氏が予知した地震はどれくらいあったのでしょうか。
現存する文献ではこれだけの予知結果があったようです。
大正12年:関東大地震?
昭和5年:北伊豆地震
昭和21年:南紀地震
昭和23年:福井地震
昭和49年:銚子沖地震
椋平広吉氏が初めて地震予知をしたのは
1930年に起きた北伊豆地震だそう。
北伊豆地震とは
1930年(昭和5年)11月26日早朝に発生した、直下型の地震。
震源地は静岡県伊豆半島北部・函南町丹那盆地付近。
地震の規模を示すマグニチュードは7.3(Mw 6.9)。
北伊豆地震地震断層系の丹那断層などの活動により生じた。震源に近い静岡県三島市で震度6の烈震を観測したほか、
有感地域は広く、北は福島・新潟、西は大分まで揺れを感じた。
地震発生が早朝だったため、火災は少なかったが、
死者・行方不明者272名など大きな被害を出した。
京都帝國大学の理学部部長、石野博士の元に
『アス アサ イヅ 四ジ ジシンアル ムクヒラ』
といった電報が届いたそうです。
急にこういうものが届いた所で何かのイタズラと思いそうですが
翌日、電報通りに地震が発生します。
これを皮切りに、地震予知の実績として
世界中に噂が広まります。

引用:名言+Quotes
かのアインシュタインやトーマス・エジソンも
椋平広吉氏を絶賛したようです。
そりゃあ地震が予知できるのだというのなら
当時の科学者も腰を抜かす話ですし、ビックリしますよね。
正体はハガキの消印を利用した予知トリックだった?
東大地震研究所彙報に「椋平虹について」と
英文で発表したようです。
しかし、その後科学的検証の結果として
「椋平虹はデタラメだ」と烙印を押され、
急激に否定されています。
椋平広吉氏は必ず「ハガキ」で地震の予知をしたようで
「これは椋平広吉が仕組んだ予知のトリックだ」という
話になったのです。
あらかじめ用意した消印済みのはがきに
地震の発生時刻と場所を書き、
震災地近くの研究機関の郵便受けに入れるという
「消印の入ったハガキを使ったトリック」とされ
世間から巧妙な詐欺だとバッシングを受けています。
本当に詐欺だったのか?疑問の残る椋平虹
しかし椋平広吉氏はその後も虹の研究を続けながら
余生を過ごしていました。
トリックなら何故地震の研究をしたのでしょうか?
また、一番最初の伊豆地震も電報で予測していますが
これはトリックの挟む余地はありません。

引用:オカルト・クロニクル
仮説としては椋平広吉氏は地震をずっと予知していたが
予知されると困る誰かの陰謀によって
椋平広吉氏を詐欺師に仕立て上げられた可能性はあります。
晩年の椋平広吉氏の研究データを調べようとすると
何者かによってデータがごっそり持ち去られていることも
判明しています。
何かが臭うと思いませんか?
椋平広吉氏の主張する「椋平虹」とは何だったのか?
椋平広吉氏の唱える
「地震の予兆の虹」というのは
「虹のきれはし」だそう。
先ほどの「異常な虹」に該当しそうですよね。
故に、この手の虹を「椋平虹」と呼ぶ人も多いようです。

引用:そよかぜ速報
空を観測し、虹のきれはしを見つけると、
一般的に使われている分度器で角度を測ります。
この虹のきれはしのデータから、地震予知を行うそうです。
何しろ一般的な分度器を空にあてて観測しているので
虹の角度で震源地の方向がわかるというが、
手に持ち、それを写し取っているようでは
少しのズレで数百㎞の誤差が生じるのではないか。
という点も指摘されているようです。
まとめ

引用:地震速報ドットコム
虹から地震が予知できるということで
まとめましたが、どうだったでしょうか?
真偽はともかくとして地震が予知できる可能性があるならば
テレビやネットで広げられる科学的根拠は置いといて
自分の目で確認できる、「異常な虹」を見たときは
地震の前触れかもしれません。
椋平虹は詳細がとうとうわかりませんでしたが
「断片的な虹」や「白い虹」などはわかりやすいですから
観測してみてもよいかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。