巨人の上原浩治選手が引退を発表しました。
1999年にドラフト1位で巨人に入団後、新人ながらも怒涛の20勝を挙げ、それ以降も巨人のエースとして活躍されていましたね。
1999年の涙の敬遠もかなりの話題を呼び込み、今でもファンの記憶に残り続けています。
またメジャーリーグにも飛び込み、中継ぎや抑えとしても活躍し、ワールドシリーズでも優勝、胴上げ投手になりました。
そして2018年に日本に戻り、再び巨人のユニフォームを着て同年に100Hを達成し、2019年5月20日に引退を発表しました。
巨人の上原浩治投手(44)が20日、都内で現役引退会見を開いた。
長年の現役生活、突き動かしてきたものは、と聞かれ「負けたくないという気持ち、反骨心ですね。それだけです。現役中はね。明日からどうなるか分からないですけど」と答えた。
印象に残っている言葉は、という質問には「野村(克也)監督の書籍の中から本を読んでいく中でいっぱい良い言葉がありましたから、それを思い出しながら。桑田(真澄)さん工藤(公康)さんからも素晴らしい言葉をいただきましたし、村田(真一)さんからも我慢という言葉をいただきましたし」と振り返った。
また上原選手の引退を惜しむ声も多いですね。
上原浩治の引退理由は?何故5月だったのか?

引用:ぽっぷる
昨年に怪我をし、シーズン開幕から2軍で調整することになっていました。
2軍で調整をして、3カ月経った現状でもストレートにキレが戻らないことから引退を決意したそうです。
上原選手はテンポ良くストレートとスプリットで打者を打ち取るタイプの投手でしたから、思うように投げられなくて苦しんでいたと思います。
上原浩治は引退後に何をする?
巨人監督
将来的な可能性はありそうですね。
巨人の監督は伝統的には「巨人しか所属したことがない選手」で、上原さんはメジャーも経験されていますが…日本の他球団ではないので可能性は十分にあると思います。
監督をやる可能性として上原さん以外にも、桑田、松井秀喜さんも候補に挙がってきそうですね。
投手出身の監督は堀内さんも過去に就任されていました。
2019年は原監督が再就任したので、監督をやるとしても数年先になりそうです。
巨人・投手コーチ
これが目先で一番可能性があると思います。
上原さんは練習や試合で手を抜いたことは一度もなく、その姿勢が若手にも良い影響を与えていました。
またメジャー経験もあるということで、良い指導者になれる可能性が高いですね。
直近では巨人の投手コーチのオファーがかかりそうです。
シーズン中ですが優勝争いの8、9月までまだありますから、即コーチ就任の可能性はあるかもしれません。
野球教室、公演
山本昌、古田、中村紀洋、桑田、星野、落合さんなど有名な選手が教室や公演を行っています。
上原さんは2018年にトリプル100を達成するなど、伝説級の大投手ですから引っ張りだこになりそうですね。
上原浩治の経歴と生涯成績

引用:NPB NEWS@なんJまとめ
経歴
大阪体育大学
読売ジャイアンツ (1999 – 2008)
ボルチモア・オリオールズ (2009 – 2011)
テキサス・レンジャーズ (2011 – 2012)
ボストン・レッドソックス (2013 – 2016)
シカゴ・カブス (2017)
読売ジャイアンツ (2018 – 2019)
成績、タイトル
日米通算 134勝93敗104H128S
沢村賞:2回 (1999年、2002年)
ベストナイン:2回 (1999年、2002年)
ゴールデングラブ賞:2回 (1999年、2003年)
最多勝:2回 (1999年、2002年)
最優秀防御率:2回 (1999年、2004年)
最多奪三振:2回 (1999年、2003年)
最高勝率:3回 (1999年、2002年、2004年)
上原浩治は名球会へ入れるか?
現状は名球会へ入れる条件が整っていません。
最初は、投手は200勝をすることが条件でしたが、打者の名球会入りよりも投手の名球会入りした人数が圧倒的に少なく、投手の名球会入り条件が見直されています。
2003年に250セーブも名球会入りの条件に加えられ、佐々木選手をはじめ、抑えの投手も入ることができるようになりました。
しかし現状で、上原浩治さんが達成した100勝100ホールド100セーブは前代未聞であり、これから議論がなされていくと思います。
名球会入りを果たした工藤公康氏も、上原さんの名球会入りを支持しています。
昨年から名球会では上原の偉業を念頭に「トリプル100」を入会資格に新たに盛り込むかが本格的に検討されている。それは多くの世論あってのこと。最後に、工藤監督は名球会のレジェンドOBに敬意を表した上でこう言った。「僕は、ずっと『資格がある』という立場で考えている」。通算224勝左腕は一会員として後押しした。
引用:https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/1401705/
現メジャーリーガーのダルビッシュ選手も「トリプル100は200勝よりも価値がある」と自身のツイッターで発言しています。
投手の200勝250セーブもかなり難しくなってきていますよね。
というか上原さんの100勝100ホールド100セーブなんて200勝以上の価値はあると思います。https://t.co/TC9rrEtqo0— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2018年11月23日
名球会自体は400勝投手の金田正一さんが立ち上げた団体で、それとは別に野球殿堂入りをする可能性もあります。
トリプル100自体、日本人としては初で、メジャーリーガーでも前例はトム・ゴードン氏1人しかいませんでした。
中継ぎやリリーフでも勝ち星が付くことがあり、ゴードン氏は先発出身では無く、先発投手出身としては上原浩治さんが史上初になります。
まとめ
上原選手は僕も一番好きな投手でしたし、平成の大選手が続々とユニフォームを脱ぐ姿も多くなり世代交代の時期を感じますね。
現状で1999年に指名された選手で有名なのは、松坂大輔さん(現:中日ドラゴンズ)ですね。
上原さんは大学からですが、松坂さんは高校からの入団ですので年齢的には後数年頑張れそうな気がします。
なにはともあれ、上原浩治選手に、今は「お疲れ様、ありがとう!」と言いたいですね。
ゆっくり休まれてから、また元気な姿を見たいものです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。